入居者のマナーに悩む管理組合は少なくありません。住み方に一定のルールがあっても、その運用を徹底しなければ、問題だらけの建物になってしまいます。とあるマンションでは、道路沿いのわずかな空地に自転車が乗り捨てられたり、私物が放置されたり..etc.　迷惑行為への対応で効果的な方法に「整然としたエリアを設ける」という発想があることを知り、思い切って、問題のスペースをバイク置場に転用することにしました。キッチリと区画線を引いてからというものトラブルが減少し、環境改善の効果がありました。また、バイクの利用者数にかかわらず、このスペースをバイク駐車場を専門に運営する企業に借り上げてもらい、その収益を管理組合の財源の一部とすることができました。今後、整然としたスペースがマナーアップと質感向上に役立つことを願っています。