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ニトウブログ

NITOH株式会社 社会的共通資本と持続可能な資産

2021年3月4日専門知識編

持続可能な社会の実現についての関心が高まっています。

 

2050年カーボンニュートラル

カーボンニュートラルとは、何かを生産したり、一連の人為的活動を行った際に、

排出される二酸化炭素と吸収される二酸化炭素が同じ量である、という概念です。

現在、その実現目標を2050年に掲げる国が増えています。

サスティナブル経営、グリーンボンド、ESG投資、持続可能な開発目標(SDGs)など、

環境に関する話題も増えています。

 

ノーベル平和賞

2020年のノーベルは平和賞世界食糧計画(WFP)に 授与されました。

紛争地域を中心とした食糧支援や、飢餓撲滅に向けた活動が評価されたとの事で、

ノーベル賞委員会のルイスアンデルセン委員長は、授賞理由について

「飢餓と戦い、紛争地域での食料の安全保障に貢献し、飢餓が戦争の武器として

利用されることを防ぐ重要な役割を果たした」と説明しています。

国連も2030年までのSGDsの一つに「飢餓ゼロ」を掲げています。

どちらも、世界に向けられた環境問題についてのメッセージではないでしょうか。

 

社会的共通資本

社会的共通資本

経済学者である宇沢弘文さんが、その著書の中で取り上げていた論点が今、注目を集めています。

宇沢さんは著書の中で、

人類が直面している重要な問題はいずれも、資本主義とか

社会主義という経済学上のこれまでの考え方では解決できない。

自然環境、社会基盤、制度資本から成り立つ社会的共通資本を大切にして、

一人ひとりの人間が市民的自由を最大限に確保できるような安定的な社会を求めて、

人々の協力と協調が求められている。

       と説いています。

 

すこし難しいですが、

 

例えば、自動車の価格をこの考え方に基づいて考えると、

自動車が将来にわたって排出するであろう排気ガスが環境に及ぼす影響の費用、

交通被害者が被るであろう費用等を、自動車の社会的費用として含めるべきである

という考え方となり、現実の自動車価格には負担すべき費用が正確に

盛り込まれていないということとなります。

ここで問題となるのが、このしわ寄せを他が受けている、

つまり、経済学で言う外部不経済の論点です。

宇沢さんの著書の中では、その費用は自動車1台当たり1200万円という試算となっています。

 

高度成長期が終わり、交通事故や自然破壊、公害という形で、人間や自然、社会などが

犠牲を強いられているというのは事実であり、そのことから目を背け続けることが

できない時代が迫っています。

持続可能な社会の実現について、社会的共通資本の考え方がヒントとなるのではないでしょうか。

 

持続可能な資産

私たちが取り扱っている不動産は資産価値、利回りなど、息の長い投資であり、

持続可能な資産運用形態のひとつではないでしょうか。

不確実性の時代にこそ、安全資産による持続可能な資産運用を!

私たちはお客様へ幸せと可能性を提供するために存在しています。

今後も共に働く社員、そしてお客様への感謝の気持ちを忘れず、

マンション運用のお力になれるようがんばります!

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